MATERIAL | 素材

それぞれの素材に対する拘り、特徴、メンテナンス方法等をお伝えします。

Silver Coin Accessories | シルバーコインジュエリー

シルバーコインジュエリーコインには必ず製造年が記されている事から、身に付けた瞬間からその歳月を感じ取る事ができ、共にしたときから始まるエイジングで更に風合いや魅力が増し、自分だけの唯一無二のアイテムを築いていく事ができる。
そこがコインジュエリーの魅力のひとつです。

Olde Ru$hでは銀貨が現在のように地金や記念硬貨としてではなく、法定通貨として発行されていた古き良き時代のコインをヴィンテージコインと位置付けております。

よってOlde Ru$hでは主に、各銀貨の額面よりも材質の銀の価値の方が上昇してしまい材質変更を余儀なくされた1960年代までのコインを使用し、本物のヴィンテージにこだわり一点一点手作業にて制作しております。

余談ですが、一部のアメリカ銀貨は日本各地の米軍基地内や統治下時代の沖縄でも流通していた事から日本人にとって一番馴染みのある外国の通貨と呼べると思います。

コインジュエリーの起源

1800年代後半の西部開拓時代にインディアン(ネイティブアメリカン)が銀貨を溶かして銀塊や板を制作し、ジュエリー制作を始めた事が発祥とされております。

当時、装身具制作の材料として一番身近で入手しやすかった物が通貨であった銀貨でして、こうした制作方法は1930年代頃まで主流だったようです。

現在でもインディアンジュエリーで、当時の銀貨であるバーバーコインを溶かして材料を作るところから始めたり、コインシルバーを採用するアーティストが少なくないのは、こうした起源があるからです。

1960年代にはサンフランシスコ発祥との説が有力なヒッピー達がコインをアートとして加工するようになり、コインリングを始めとするコインジュエリーの地位が確立されていきました。

コインシルバーの特徴

コインシルバーは、一般的には銀90%と銅10%の合金で、Silver 900の事です。

アメリカ銀貨の材質がSilver 900でしたので、コインシルバーと呼ばれるようになりました。

現在銀製品で最も一般的な配合であるSilver 925(スターリング)と比較すると、銅の割合が高く、特徴としては硬く加工が難しく、鈍い光沢を放ち、融点が低く、溶けやすいのが特徴です。

銅単体ですと銀よりも融点が高いですが、合金となると銅の割合が増えるほど融点が低下し、溶けやすくなるという現象が発生します。

溶けやすいのでロウ付けの際に融点の高いロウを使ってしまうと、ロウが流れる前に表面が溶けてしまうため、コインの柄を生かした物を制作する時は低温で溶けるロウを使用し、慎重に作業しなければなりません。

仕上げ

実際に通貨として人から人へと渡り、エイジングを重ねてきたという特性上、同じ銘柄でもキズや磨耗の状態が1枚1枚異なりひとつとして同じものはありません。
そんな唯一無二な表情こそ、幾多の時代を歩み続けてきた貴重な証と捉えております。

よって、新品としての販売ですが完成した商品には元のコインの状態がそのまま反映されますと同時に、制作時に付いてしまう小キズ等もございますがそれらを消すように磨いてしまうと風合いやコンセプトを損ねる事となりますので敢えてキズ消しは行っておりません。

最終仕上げも、電動工具を使用して研磨剤を使ってしまうと不自然な光沢が出たり、柄の摩耗を促進させてしまう事から雰囲気を損なう事となりますので専用にセレクトした粒度の磨き砂や重曹等を用い、一つ一つ完全手作業で行っております。

メンテナンス

銀は空気中の硫化ガスと化学反応を起こし表面に硫化銀の皮膜を作り変色していきます。

日々身に着けていれば比較的表面が触れるので変色しづらい場合もございますが、変色してしまった場合は商品を水に付け市販の重曹を適量手に取り表面を擦るように磨いて下さい。

手で触れられない部分がある場合は不要な歯ブラシ等を使用して下さい。瞬く間に自然な光沢が蘇ります。

Olde Ru$hのテイストやコンセプト上、風合いを損ねる要因となりますので市販の液体クリーナーの使用は控えていただき、研磨剤入り磨き布等の過度の使用も控えていただく事をお勧めします。

Copper alloy Parts / 銅合金パーツ

#銅や真鍮や洋白等の銅合金は、空気中で徐々に表面が酸化銅という皮膜に覆われ変色していきます。

この酸化による変色と、使い込む事によって発生するキズや光沢こそが銅合金商品の経年変化を語る上での外せない魅力です。

酸化=錆ですが、鉄の錆は放置していると内部まで侵食しボロボロになる事もありますが、銅合金の場合は表面のみ酸化し内部を保護しますので硬貨や身の周りの多くの物に等に使われております。

メンテナンス

普段使用して触れていれば発生し難い場合もありますが、湿度や塩分の高い環境や、通気性の悪い環境に放置しておくと表面に大仏等でお馴染みの緑青(炭酸銅)というコケやカビに似た症状が発生します。

無害ですが、経年変化という楽しみの範囲を超える状態になる事もあるかと思います。その場合のメンテナンスですが、商品を水に付け市販の重曹を手に取り表面を擦るように磨いて下さい。

手で触れられない部分がある場合は不要な歯ブラシ等を使用して下さい。少し時間がかかる場合もございますが自然な光沢が蘇ります。

布等に市販の金属磨き等の研磨剤を適量染み込ませて擦るように磨いていただくのも良いと思います。

ただし、磨いてしまうと表面の酸化膜が取れてしまうので経年変化した部分が新品のような輝きに戻ってしまいますが、使用し始めると比較的すぐに表面が酸化して馴染んでいきます。

Leather / レザー

#※レザー執筆中

経年変化の魅力をより堪能する事が出来る、化学物質を一切使用しないフルベジタブルタンニンなめし革を使用しております。

縫製

総手縫い仕立てに拘り、現在は通常ハニーゴールドカラーのシニュー糸を使い一針一針丁寧に縫っていきます。

シニュー糸とは、元は鹿の腱を利用して作った天然素材の糸でしたが、現在販売されている物はポリエステルやナイロン等の化学繊維で作られたものになります。
シニュー糸に拘る理由としては、まず手縫いでしか縫えない糸であるという事と、フラットな細い繊維が束になってロウ引きされている糸である事から、格段に摩擦に強く、天然の糸のように劣化する事もほとんど無く、好みの太さに裂いて使えるという他の糸には無い特性があるからです。

そして様々な色が発売されているにも関わらずハニーゴールドカラーに拘る理由ですが、ヴィンテージジーンズの縫製糸である綿糸の経年変化のように、最初は薄黄色ですが年月や使い込むごとにロウが抜け色抜けして馴染んでいき、より経年変化の魅力を感じ取る事が出来るからです。

使い込み、馴染んでいく革製品との相性は抜群です。

これらの事からまさに見た目と実益を兼ねた最高峰の糸だと感じておりますが、ご要望であれば他の色のシニューや他素材の糸(麻糸やビニモ等) で対応する事も可能です。

メンテナンス

諸説色々とありますが、状態を見て塗った方が良いと直感した時に市販のミンクオイルやニートフィットオイルやラナパーを適量塗るというスタンスをお勧めします。

革の種類や使う人により適合するメンテナンス方法は違ってくると思いますので、これが絶対というように限定してしまうのではなく、色々と試して経験していく中でご自身の方向性を見出していくのも革の楽しみ方の一つではないかなと思います。

ただし、メンテナンス用品はあくまで素材や用途に沿った物を選択した上で、最初は目立たない箇所で試し塗りをして頂く事をお勧めさせて頂きます。

塗り過ぎは何かと後悔する事が多くなると思いますのでご注意ください。

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